''MASS-HOLE / DJ GQ "BROTHER GRIM LEAGUE" 7INCHリリース記念インタビュー''


松本の MASS-HOLE と 福岡の DJ GQ 、この2人がタッグを組んだ話題必至のスプリット7インチがリリース!!光栄な事に、当店DARAHAbeatsからのリリースとなります。

リリースを記念して、インタビューをしました。読み応えのある貴重な内容となっております。是非ごゆっくりとお楽しみください。




Photo by SYUNGA





DARAHABEATS : MASS-HOLEさん、DJ GQさん、こんにちわ。

M : こんにちわー。

G :こんにちわ






D : 7インチリリース、おめでとうございます。

M&G : ありがとうございます。

リニュアルオープンおめでとうございます







D : ありがとうございます。それでは、お二人の自己紹介をお願いします。

G : 自分は、福岡の太宰府ってゆう所の出身で親不孝通りでDJしてます。
親不孝通りに「JUICE」ってゆう小さな DJ BARがあるんですけど、そこを拠点に活動してますね。

M :  俺は長野の松本という場所で活動しています。うちらの周りでは松本をWINTOWNと呼んでます。
ラップしたり、ビート作ったり、DJしたりってかんじです。周りにはSIN-NO-SKEやKILLIN'GやJR.やIKといった輩がいて、若いスケーターやラッパーの友達も最近さらに増えて、街自体が頼もしくなりました。






D : お二人のご関係っていつくらいからですか?

G : 確か7.8年前にオリーブさんが大阪に DJ行った時に、自分もついていって、その時にマスさんもイベント出てて、フィールした記憶がありますね。その時にエンドラン君とも会いました。

M : 多分その前にBASEより前のBUTTERFLYってハコって会ってたんじゃないかな?記憶が曖昧になってるね。







D : 今回のリリース経緯はどのようなきっかけですか?

M : GQはKINGPINZのALBUMにビートを提供してもらったり、かなりの頻度でビート送りあったりしてて、
何かしらの作品を作りたいなとは思ってました。
ALBUM単位だと時間かかるから、うちらの製作のスピードにあった媒体は?と考えたときに7INCHでの発売がしっくりきたんだよね。
そこでDARAHA BEATSとULTRA VIBEに話しを持っていきPROJECTを始めました。
7INCHのコースターに書いてある「BROTHER GRIM LEAGUE」っていうのは俺らのユニット名でもあるし、
この作品のシリーズ名ってかんじ。永遠に続くぜ。

G :つーか、これユニット名でもあったんすね?
初耳や笑
今ユニット組んだ事知りました笑

M : まぁね。ふふ笑

G : 俺としては、この話頂いただけでも光栄なんすけど、おれも無名なのにISSUGI君から7INC TREEで使ってもらって、そこから色んな仕事が来てって感じで、俺が言うのもおこがましい話なんすけど、各地のアンダーグランドな奴と曲したいなって。あとは自分らが好きな感じのヒップホップとDJとビートメイカー、そしてアナログ文化の地位を上げれたらいいなって、感じすね。
あと埋もれたやばい奴って大体プライド高くて、SNSとかあんましてなくて、県外の知らない奴には自分からアプローチしないスタイルと思うんすよ。そおゆう職人気質な不器用な奴と出会う事ができたらいいなって思います。





D : 今回、BLAHRMYとPRIDE MONSTER FAMILIAを起用してますが、なぜこの2組との楽曲製作になったのでしょうか?

G : 単純にPMFと曲作りたかったからすね。

M : 俺は去年あたりからDLiP勢とPARTYが一緒になったりして親交が深まった感じだった。そこで、「1曲やろうよ」ってビートと一緒にMILESに連絡したら、速攻返事が来てあがったかんじ。
あと、地方言った時にHEADSの方々から「一緒にやらないんですか?」って質問が多かったから、その答えも反映したかった。まさにお客様第一主義だね笑






D : 今回、曲のイメージなどはありましたか?

M : いや、俺のほうはBLAHRMYからアカペラが返ってきた時にタイトルがついてたよ。文字通り「切り札」ってかんじだね。
ラップ聞いた瞬間にぶちあがったね。

G : 俺の方もペラが帰ってきた時に、PMFがタイトルつけて返してくれましたね。
時間なかったけど、タイトにかましてくれました。






D : 7INCHシリーズとお聞きしました。今後の人選など、言える範囲で教えていただけますか?

M: 今、VOL2を進めてるけど、人選はあえて内緒にしとこうかな。「そこ来たか!!」ってびっくりすると思うよ。ヒントでいうなら俺のSIDEは「北陸の雄」、GQSIDEは「南区のTHE MAN」ってかんじかな笑
それとREVENGEじゃないけど、一度沈んだ船も救出できればなと。

GQ、こんな感じでどうかな?

G : 間違いないです。






D : 最近のコンディションは、どんな感じですか?

M : 俺は相変わらずかなぁ。すべてHIPHOPっていう尺で図りながら生活してます。
最近PARTY遊びはほどほどにして、朝6時にGYM行って新譜チェックしながらWORKOUTしてる。その時間が調子良いっぽい。

G : 俺もいたって普通すね。






D : 普段の曲の創り方を教えて下さい? 機材など、、、

G : 機材はMASCHINE STUDIOで 、プラグインはUADとWAVESで、ソフトシンセはTRIANとかすね。
M : 機材はMPC RENAISSANCEとPRO TOOLS。
ネタを選んで、ドラムを組んで、ベースを足してって誰でもやってる方法ですね。






D : 製作ペースってどんな感じですか?

G : 俺はあんまり数作る方じゃないですね。1ヶ月に5から8曲って感じすかね。

M : 俺も月に10曲って宿題を出しながら作ってるかんじ。作ってる最中が一番幸せな時間だ。






D : クルーについて教えてください?1982S、KINGPINZ、MEDULLA、INGLORIOUS BASTARDSやTHE HOODLUMなど、、、

G : THE HOODLUMは、俺とラッパーのREIDAMってやつのクルー。
「STRONG QUALITY」ってアルバムは、野郎はチェックしてほしい。

M : 時系列で追うとMEDULLAはILL-TEE、BUGDAT、SEROW、KNO-DIGITAL、DAICHI、TNKなどがいるグループ。主に吉祥寺で活動していた。
INGLORIOUS BASTARDSはMEDULLA、CIAZOO、RAMBCAMBが合体したCREWだね。全国区。そしてKINGPINZは地元で結成したGROUP。
KILLIN'G、SIN-NO-SKEの他にも構成しているメンバーが多数いるね。そして、1982SはISSUGI、MR PUG、仙人掌、YUKSTA-ILL、YAHIKOがいるSPECIAL TEAMってかんじ。






D : 普段どんな音楽を聴いてますか?

G : 新譜をチェックしつつ、古いロックも聞くしTRAPも聞きますよ。何でも聞きます。
HIPHOPが多めすけど。

M : 新譜をチェックしがてら、最近はゲームのサントラにはまってますね。NEOGEO、CAPCOM、KONAMIなんかの音はやばいよ。
昔MEDULLAのSEROWから「ROCKMANのサントラやばいから」って言われて、最近、やばさにきづいたね笑
あと、「DEVIL MAY CRY」のサントラはまじで脅威。






D : 最近やばかった音源など教えてください。

G :DRAKEのSURVIVALは、まじ聞いたすね!質感も含め面白かったす!タイトで。
超ドメジャーな人があんな実験的な事して、売れるから上がったすね。
あとグルムルって盲目の先住民族の人の音楽は、めちゃくちゃよかったすね。

M : 最近なんだろ。。。仙人掌のアルバムはすげえかっこよかった。HIPHOPが戻ってきたかんじで嬉しかった。
あと、小袋 成彬をよく聞いてた。






D : 国内、海外で気になっているアーティストはいますか?

G : 海外のビートメイカーだったら、最近はBLACK METAPHORとかJOEJOE BEATS、BUDA&GRANDZそこらあたりとかすかね。
国内でも一杯いますよ。恥ずかしいから言えないすけど笑

M : ゆるふわギャング。






D : お二人がHIPHOPを始めたのはどんなきっかけだったんですか?

M : 俺は姉貴の影響だね。もうこういう話は他でしたから止めよう笑






D : お二人が現在もHIPHOPに夢中になる魅力ってのは何なんでしょうか?

G : 人間味がある音楽なんで好きすね。

M : 俺は時代を映す鑑ってかんじかな。あと、OLD TO THE NEW,NEW TO THE OLDの精神があるところが好き。






D : レコード、CD、カセット、.mp3など、様々な音楽を発信する媒体がありますが、どのように考えてますか?

G : 人それぞれ自分にあった、やり方で音楽発信すればいいと思いますけどね。

M : 俺も関係ないかな。でも、これから今以上にレコードが高くなったらおそらく買わなくなるだろうね。
おたくがレコードをネットで調べて、地方のジャンク屋を漁りだして、見つけたレコードを法外な値段で売るようになってから
レコードの価値判断がおかしくなっちゃったね。真のDIGGERにPEACE YO。






D : 地元のシーンについて教えてください。

G : 色んなシーンがあって面白いと思います。
もし福岡来たら、JUICEには一度遊びきてほしいすね。
DJ SHOE、GERMM、KIN、BLACK KILLA、AVALA、KAYO(CAYO IMAEDA)は信頼してるDJす。

M : 松本は小さい町だけど、馴染みの飲み屋や食いもの屋やCLUBがあるからおもしろいね。俺らの中ではKINGPINZを中心にラッパーはMAC ASS TIGERとMIYA DA STRAGHT、SAB-RAWはやばいね。DJはBUTTやSHOW、Q.S.Iなんかは外でも通用する自分の音も持ってる。酒を飲むならIKとJR.とTETRAだね笑 それと、いつも俺の音を支えてくれるDJ KENZIはSALUTEってかんじ。





D :今後の動きについて教えて下さい。

G : これまでは福岡のラッパー達をリミックスしたアルバムと、HOODLUMって若手と組んだアルバムも出したんすけど、そろそろ福岡にこだわらないで外のラッパーをフューチャーしたアルバム作ろうかなって感じすね。余裕ができたらって感じすけど。

M : まず今作の「BROTHER GRIM LEAGUE」の生産とプロップスの獲得。次に年末予定で俺とKILLIN'G、MAC ASS TIGERとMIYA DA STRAGHTによる
ユニット「FOUR HORSE MEN」のALBUMを作ってます。あとは1982SのALBUMと自分のALBUMかなぁ。MIXやBEAT集も用意したいな。






D :本日は貴重なお時間をありがとうございました。最後にファンの方々に一言お願いします。

G : 俺の事をチェックしてる人ってリスナーの人よりも、プレイヤーの人の方が多いと思うんすよ。 正直そいつらに向かって、ビート作ってるし、やべぇDJにかけてもらいたいしなんつーか、プレイヤーから信頼されるビートメイカーになりたいすね。まだまだすけど

M : 俺のHIPHOPは日陰にいるやつらに捧げるぜ。
ライブ呼びたいとかBEAT欲しいとか何かあったらまず連絡くれ。話はそこからだ。
blacksnow1982@gmail.com
それと「BROTHER GRIM LEAGUE」は続々とやばい人たちが参加するから是非、チェックしてくれ!WORD!